セラピールームすずきBlog

小さなサロンオーナー鈴木ゆみこの日記。心身の調和は人生を豊かにする。

運動やめたら元気になった人。

体力アップのためにスポーツジムに通っているけど
体力が落ちてしまって・・・と、ご相談を受けたのがちょうど一年前。

20代後半の女性からです。
その頃は、もう3年くらい生理も来てない状態でした。

そして今。

その方はとても元気でいらっしゃいますし、
生理のリズムも安定しています。

当時と今と違うのは、過度の運動をしないように気を付けていること。
あとは普通に、好きなものを好きな温度で食べていて、
軽やかに日常を楽しんでいらっしゃいます。

ご相談を受けた当時、スポーツジムに通っている頻度をお尋ねしたら
なんと平日は毎日通っていたんですね。
仕事が終わってから行く時もありましたし、
夜勤明けにそのまま朝から行くこともありました。(職業はレントゲン技師)

激しく動いて、疲れ果てて寝る!の毎日。

しかも疲れてしまうのは自分の鍛え方が足りないと思っていたので、
さらに内容を激しいものにしていくと予定まで組んでおられて。

ジム通いすることで大幅減量に成功した体験もありましたから、
辞めてしまうことへの恐怖(体型が戻ってしまうことへの恐怖)もあり。

どんなに疲れていても、ジムに行き、
床ストレッチから始まり、マシントレーニングを終えたら、
スタジオメニュー(有酸素プログラム)を2コマこなし、
その後プールで一泳ぎしてから、自転車を使って運動しながらの帰宅でした。

良かれと思って鍛えている方に、
「そんなに鍛えなくてもいいと思うけど。」と言ってしまうのは簡単ですが、
それって価値観の押し売りみたいで、
とても傷つけてしまう言葉でもあるんですよね。

どのような言葉を使って伝えたのか今となっては覚えていませんが、
わたしがその方にお伝えしたことは、体感を強化していく楽しさのほうでした。

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「運動するとどんなふうになるの?」

「スッキリする」

「スッキリするんだね。
じゃ、、それは、どんなふうなスッキリ?」

「どんな???」

そう、例えばね、
血液が、ぴゅーーって全身に動いているようなスッキリなのか?

それとも。

静かで呼吸も穏やかで、それでいて眠いわけではなく、
むしろ脳内は鮮明でクリアな集中したようなスッキリなのか?

・・・。

最初は、反応が悪かったんです。

スッキリは、スッキリでしょ。みたいなね(笑)

この方のスッキリの定義を知りたくて、このような質問をしたのですが、
これに続き、もっともっと具体的に色々とお尋ねしていきます。

スッキリを味わうと、どのような気持ちになるのか。

その気持ちは、体のどこで感じているのか。

いろいろと聞いていくわけです。

体で起きていることを味わっていると、
体って本当は色々なことを私達に伝えてくれてることに気付かされます。

試しに想像してみてください。
肌の感覚ならわかりやすいかと思います。

転んで擦り剥いた時の痛みと、包丁で指を切った時の痛みは、
「痛み」は痛みでも、「痛さ」は違いますよね?

痛さの違いがなぜわかるのか?なんてことまで意識してなくても、
わかるからわかりますよね。

木綿100%の素材の服に包まれている時と、
速乾タイプの衣類を着ている時も、
「服を着ている」という状態は同じですが、
体で味わっている気持ち良さは、素材によって違います。

どのように気持ちよさが違うのかを、いちいち言葉にする必要はなくても
自然とお気に入りの素材がありますよね。

化粧品もそうです。
クリームを塗った時の感じと、ローションを塗った時の感じ、、
違いますよね?

なぜ違いがわかるのでしょう?
皮膚は、かなりの情報を体に届けてくれているからなんですね。


わたしが、この方に、
なぜ体感を強化することを楽しんで頂けるよう提案したのかというと。

「元気」にも色々あるからなんです。

有酸素運動はダイエットをする上で不可欠!な常識の今の時代に、
過度にやりすぎると逆に健康を害してしまうよ!って伝えたところで、
理由もわからなければ、実感もわかないと思ったからです。

たとえ、今こうして体力が落ちていることを感じていても、
それが運動のし過ぎではなく、運動の足りなさによるものと感じていて、
もっと鍛えなきゃ元気にならないとご本人様は感じていらっしゃるのですから、

元気とは何か、
スッキリとは何か、
それは体がどうなることなのか、

この辺の定義がお互いに違うままでは、対話が成り立たないので、、、

セラピールームに通ってくださってる方はご存じですが、
時々、わたしは「神経だけが元気」という表現をする時があります。

運動をすることでアドレナリン(闘うか逃げるかのホルモン)が生産されると、
これによって心臓が興奮し、ぶどう糖を大放出し、
血圧を上げ、血液の筋肉への循環を良くします。
呼吸も促され、体が活動の準備態勢に入りますので、
スッキリと感じるのも当然です。

そうなると、とにかく筋肉と心臓に血液が必要になるので、
それ以外の部位には、血液の流れは減っています。

そのため消化と排出の過程も抑制されてしまいますから、
運動したら浮腫んだ、便秘になった、という方は、
その運動がどんなに易しい運動であっても、
その体にとっては、激しい運動ということになります。

運動は体に良いです。
でも、どのような運動スタイルが良いかは個人差がありますよね。

わたしが足モミを大好きな理由は、
激しい運動しないで(余計なホルモンを出さずに)
運動したのと同じ血流を作れるからです。

知識だけで、良いものは良いと思って取り組んでしまうと、
危険なこともいっぱいあります。

どんなに良いものであっても、自分にとって危険ならそれは危険。

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3年間、生理が止まっていたその方は、
ジム通いをお休みして1ヶ月後には生理が戻ってきました。
恐れていた体重増加のリバウンドもまったくありませんでした。
むしろ、しわっぽくなっていた肌には潤いが復活し、
自分の体のことを、以前よりも好きになって、彼氏も出来たようです(^^)
幸せそうで何よりです。

そう、シワが急に増える時も、
最初に振り返ってみる場所はシワじゃないんです。
これについてはまたいつか書きます。