セラピールームすずきBlog

小さなサロンオーナー鈴木ゆみこの日記。心身の調和は人生を豊かにする。

自然のままに対等に。

日々、お客様に来て頂いてますが、

なかなかブログには詳しいことは書けないものです。

施術の内容上、個人が断定されるようなことは避けたいのもありますが、

言葉にすると違うエネルギーになってしまう感もあって。

 

でもきょうは、書ける範囲で書きたい気持ちになっています。

お客様からはいつも感謝の言葉を沢山頂きますが、

わたしのほうがお客様にどれだけ育てて頂いてるかということを。

 

日々、何気なくわたしが取り組んでいる事は、

何気なくて地味なことです。

 

その何気なさと地味さを、

さらに広げてくださってる方がいらっしゃいます。

 

今から5年前、初めてその方からお問い合わせを頂いた時、

当時のその方は、癌のステージ4でした。

 

電話で少しお話を聞かせて頂いて・・

お医者様の許可を得てからお越しくださいとお伝えし、

1ヶ月後、無事にお会いすることが出来ました。

 

その方と、わたしは、ほぼ同年代。

初めてお会いした時から、馴染み感が半端なくてね。

以来、毎月一度ずつ必ず施術に通ってくださるようになりました。

 

その方とわたしは、生きてる道も違うし仕事も違うし立場も違うのに、

なぜかいつも偶然のようにシンクロしていて、

形は違うけど、いつも同じテーマを持ってお会いしていました。

 

症状の重たい方への施術は、わたしにも準備がいつも必要です。

ところが実際にお会いして関わっていくと、

その準備を簡単に超えてしまうシンクロがいつも起きていて、

毎回、不思議な気付きに包まれてしまうんですね。

 

わたしがかつて著しい免疫低下で苦しんでいた時に、

どのように回復してきたか、過去に体験してきたことのすべてが、

その方への施術の中にうまく融け込んでいくことも多々ありました。

 

自分の体験が役に立つ。

わたしの過去が綺麗に癒され、

その場で新しいメソッドとして生まれ変わり、

それによって、他のお客様のお役に立っていく。

生きながらにして生まれ変わるプロセスを、

わたし自身がその方によって引き出して頂いたとしか思えません。

 

わたしとその方との施術中に流れているエネルギーを

言葉にすることは出来ませんが、

セッションの場を支えてくれてる大きなサポートをいつも感じています。

 

癌が大きくなった時も、いつもより元気な時も、どんな時も、

施術で出来ることなんて限られているわけですが、

不思議と、どうしたら良いのかヒントを得る状態に、

どうしても展開していってしまうのです。

頭で理解出来る範囲を遥かに超えたところで、

体のほうから、丹田から、子宮から、示してくるのを感じるわけです。

 

体のほうからそのように示してくると、

知識も技術も、一旦おとなしくするしかありません。

ただただ、流れに身を任せて、全信頼を置く以外、何もないわけです。

 

全信頼を置いて関わる時、そこにはやっぱり

わたしの小さな脳では理解出来ないような大きな力が働いているのを感じるし、

その力には到底叶わない。

 

施術の技術なんて小さなものです。

 

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昔々、師匠がわたしに教えてくれた訓練のひとつに、

心を中心に定めておくトレーニングがありました。

今もわたしは施術前にはその状態を保ってからお客様にお会いします。

 

それは、「相手とは対等であること」。

 

それは、「ただ自然のままにそこにいること」。

 

施術の技術も増えていくごとに、

次第に自分の分野の専門家になっていきます。

それは間違いではないと思うし、

お客様から見れば安心して頂ける部分でもあります。

 

けれど、施術中においては「専門家」にならないほうがいいし、

「修理屋」にならないほうが、はるかに実りの多い結果が出るんです。

相手へ何かしてあげようという思いがあるなら捨てること。

その思いが、どれだけ施術の邪魔になることか。

その思いを持ってる時点で「対等」じゃなくなってしまいますし、

「自然のままに」じゃなくなってしまいます。

 

相手が大切な人であればあるほど、

その思いを捨てることは心地悪い選択です。

それでも、その心地悪さを味わっていてもいいから捨てるほうがいいんです。

 

人が意図して人を変えることなど出来ません。

悪いモノを取り去ろうなんてことも、

何の定義によって、それが「悪いモノ」なのでしょう?

 

それよりも。

余計なことはせず、お客様が自分の体の内側に注意を向ける時間を

最優先してあげることがとっても大切なんです。

これを最優先してあげることが出来るかどうかで、

施術の結果も大きく変わっていきます。

 

わたしたちは日常社会の中で、人から何か相談を受けたりすると、

ついアドバイスや提案をしてしまう癖がついています。

少しでも役に立とうという気持ちにもなります。

それがふさわしい時ももちろんあります。

自分の知ってる情報を求められた時に教えてあげる時などがそうですね。

 

けれど、癒しのプロセスにおいては、それは役に立ちません。

当人がどう感じているかが真実だから。

当人が感じていることにひたすら寄り添えるかどうかが大事だから。

 

余計なことはせず、お客様が自分の体の内側に注意を向けている間、

この時間がどれほど貴重なものか。

 

痛い時は痛いです。

でも、その痛みはずっと同じ痛みではありません。

 

どんな痛みなのか。

 

2時間のセッション中は、体のほうでは

めまぐるしく小さな変化の連続を繰り返しています。

 

変化の一歩一歩を、丁寧に観取っていくことそのものが、

自分の体を味方につける大きなコツなんですね。

弱いところを強くしようとする必要はなく、

変化する痛みを感じる自分を丁寧に観取り続けていくことで、

どうしたら全体が整うのか、体のほうからヒントを送ってくれるのです。

 

この時に起きる小さな気付きや発見は、

宝物がいっぱい詰まった宝箱を見つけるくらい価値のあるものなんです。

人生全体を動かしていくほどの威力を持っています。

 

お客様がひとつひとつの変化に対して、どのように感じているのか。

施術する側は、その「感じ」を味わっている状態のお客様に、

自然なままに寄り添いながら、施術を展開していきます。

 

来年に向けて、現在わたしは、

足の反射療法講座のテキストやカリキュラムを見直しています。

どんな技術も、どんな知識も、

かつて師匠がわたしに教えてくれたこと、

「相手とは対等であること」

ただ自然のままにそこにいること」を抜きには語れません。

 

じゃ、その状態を保てる訓練は何をするかというと、

自分のふだんの日常にどれだけ向き合えるか以外にありません。

日常の出来事ひとつひとつの中で、

自分は何を感じててどう動いているのか。

それは、足の反射療法とは全く関係ないところがメインにもなるので、

カリキュラムの中で伝えられることなんて、

ごく一部に過ぎない部分だったりします。

 

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さきほどここにご紹介したお客様とは、

この5年を振り返りながら、きょうは施術後にカードを楽しみました。

 

何が起きていようと、今ここに生きている。

生きているってことは、生かされているということ。

 

You Are Not Afraid !

恐れなど笑い飛ばしてしまいましょう!

 

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きょうの蒲郡市は、風が強いです。

その風の強さを「あ~気持ちいいい~~」とつぶやいていたその方を見て、

わたしにはとても神々しく見えました。