セラピールームすずきBlog

小さなサロンオーナー鈴木ゆみこの日記。心身の調和は人生を豊かにする。

母娘関係で悩んでいる方には、是非読んでほしい。「放蕩記」。

母娘関係で悩んでいる方には、是非読んでほしいと思った一冊です。

わたしもこれは、前から読もうと思っていて読めずにいて、
いつのまにか文庫本として発売されていたのがキッカケになって、
先日、上京する前に駅構内の本屋さんで購入し、読みました。

村山由佳さんの「放蕩記」。

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帯にも書かれている言葉。
「母を愛せないのは、わたしの罪なのか。」

この言葉、わたしも同じように悩んだ経験があります。

読み進めていくごとに、あまりにも共感しすぎて、
途中で何度も具合悪くなった本でした(^_^;

小学生の頃、中学生の頃、高校生の頃、、、

私立のミッション系スクール出身ということも共通点にあり、
当時の女子校の女子同士の感覚にも共通点がいっぱいあり、、

高校時代、わたしには本当の友達はいませんでした。
本当なら、気兼ねなく友達同士で青春を満喫するのかもしれませんが、
当時のわたしには、自分が生きていくために戦略が必要でした。
そのために、学校に行くわけにいかない日も多かったし、
修学旅行や文化祭など、イベントの時は必ず欠席をしていました。
その時代、何をしていたのか周囲に詳しく語ったことはありません。

この本を読んで、主人公の夏帆の気持ちをものすごく理解出来たし、
そしてこの本に登場する母のことを、わたしは心から愛しいと思いました。

夏帆が、38才になっても尚、
母に対して、こんなことにこだわってしまうなんて大人げない、
自分がおかしいのかもしれないとわかっていても、
どうすることも出来ない様々な感情。

だからといって、母を嫌いなわけではないのだ。

何度も、夏帆は、自分は冷たい人間なのだろうかと自問しています。
でも、この冷たさがなければ、
夏帆は夏帆を保てなかったんじゃないかなとも思います。

ここまで書ききらなければ、次に進めなかったんじゃないだろうか?と
感じずにいられない。

全部、全部、頷けてしまうのに、
何度も途中で気持ち悪くなったのは、
自分の経験してきたこととダブることも多かったからかもしれません。

最後に夏帆が流していた涙は、きっと、、
完全に母を許せることが出来て、
自分の中で完璧に折り合いがついた涙だったんじゃないかな。

苦しみは苦しみのままに、そのままでいい。

「そりゃあ母娘ですから」というラストの台詞に、
わたしも、なんともいえない気持ちに包まれてしまいました。


セラピーの仕事をしていると、
筋肉の癖になって現れてくるトラブルの深層には、
じつは母娘関係が手綱になっていました、
というような大元に出くわすことがあります。

ボディの施術を通して、
人生の一部を扱わせて頂きながら対応することがあるんですね。

それだけ、「記憶」も「感情」も、
ボディと無関係ではなく、
人生全体に影響を与えているものなんだと思います。

母娘関係で、もやっとした気持ちを抱えている方には、
是非読んでみてほしい一冊です。