セラピールームすずきBlog

小さなサロンオーナー鈴木ゆみこの日記。心身の調和は人生を豊かにする。

退院されたお客様と久しぶりの再会で感じたこと。

もう10年以上も前のことですが、
死にゆく方への足の施術に関わったことがあります。

ご本人様のご希望もあり、
お医者様の同意のもと、ご家族の同意のもと、
仕事を終えた後、せっせと病棟へ通う日々でした。


その時、感じたのは、、、
閉じていたツボが開き始めると、
どんなに体調が悪くても、血流が動いてくると、
顔色が明るくなり、体を動かしたくなる気分にもなり、
何かを食べたい気持ちも出てくるということ。

その時点においては、
少しでも元気になりますようにと祈りを込めて、
施術者として関わっていけました。


そして、もうひとつわたしが向き合わなければならなかったのは、
いよいよ死が間近になった時、
体がどんどん閉じていく、終えようとする動きを感じたら、
今度は少しでも穏やかにその時を迎えられるように関わってゆくことでした。


通常、健康な方へ足の施術を行うと、
足裏のツヤも出てきて、体も柔らかくなり、
筋肉全体に弾力も出てきます。

歩きにくかった人は歩きやすくなり、
正座出来なかった人も正座出来るようになることも多いです。


ところが、閉じていく方向に体が向かっていくときは、
どんなに施術しても弾力が戻ってきません。

施術の最初に、湧泉という命のツボに刺激を与えていきますが、
湧泉を押したっきり、そのまま一方通行、、、戻ってこないんですね。
引っ込んだまま、奥に入ったきりになってしまうのです。
同時に、とても穏やかなエネルギーで包まれてしまうのです。

足だけ観ると、とても大変なことが起きているのに、
エネルギー的に受け取ると、このまま何も変えなくていい、なんです。


その時、わたしが学んだことは、、

施術者として、少しでも改善を目的に関わることも大切なことですが、
体が閉じる方向へ動き出した時は、
改善させるためにひっくり返すのではなく、
ただひたすら、相手の体の意志に寄り添うことの大切さでした。


すでに、相手の方は状況の全てを受け入れていて、
とても穏やかになっていました。

そんな状態を見せられたら、
こちらも看取る覚悟を決めなければなりません。

むしろ、ご家族の方々の心理的なストレスのほうが
大変だったかもしれません。


f:id:vivayumiko:20150406135305j:plain


きょうは、長く入院されてたお客様がユミコサロンまで来てくださり、
久しぶりの再会でした。

壮絶な治療のプロセスを、ずっとお話を聞かせて頂いて、、、
言葉が出ませんでした。


わたしもそうですが、体調が突き抜けて優れない方向へいくと、
霊感がMAXになり、普段なら気にならないことが耐えられないし、
普段なら見えないはずのものが見えてしまったりすることがあります。

本当に、、、普段、自分が見ている世界は、
なんて狭い世界なんだろうって、その時思うんです。

いろいろなものが、いっぱいいっぱい多次元に存在しています。

元気な体を持っているということは、
しっかりと守られているということでもあるんですね。

そのガードが、弱くなっている時に、
心配、心配、心配~~~!!!のエネルギーを、
ドカっと置きみやげされるようなお見舞いだったりすると、
正直、シンドイものです。

また、「死」と向き合うことが出来てない方からの、
気のない大丈夫だよ~のメッセージにも、ひどく傷つくことがあります。


きょうは、
無事に退院されたお客様と久しぶりの再会のひとときを過ごしながら、
わたしは、緊張とリラックスの連続でした。

笑いたいくらい楽しいことがあっても、
笑うために筋肉を使うことが困難な場合、笑うことなど出来ません。

声を出す筋肉を使うことも困難であれば、
何かを発する時も、そこに使われる言葉の数は極めて少なくなります。

限られたエネルギーを少しでも温存しながら大事に使う・・・。

あらゆる状態を汲み取って関わっていくためにも、
わたし自身にも、もっと余裕を持たせておくことは本当に大切だと感じました。

お客様は再び入院予定を控えていますので、無理は出来ない中、
はるばるここにお越し頂いた気持ちを思うと、
本当に、気持ちが引き締まりました。

そして、わたしの存在をいつも思い出してくれて、
感謝でいっぱいでした。

おもてなしは、お茶ではなく白湯で・・♪

ささやかな時間を、こちらこそありがとうございました。

スムーズな回復を祈っています。