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セラピールームすずきBlog

小さなサロンオーナー鈴木ゆみこの日記。心身の調和は人生を豊かにする。

右脳と左脳。

読書とか映画とか

いま、施術ルームで話題になっている本。

「奇跡の脳」

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ノンフィクションです。
脳科学者として活躍されていたジル・テイラーさんが、
ある日、脳卒中で倒れた時から回復に至るまでの奇跡的な記録。

8年間に及んだリハビリを経て、
著者が発見したこと、気付かされたことなどが書かれています。


実はこの本、
楽読(速読)教室に通っていた頃に、
インストラクターからおすすめ本として推薦されていた本でした。

忙しかったせいもあり、
今度読んでおくね~と言ったきり、読んでなかったんです。

先日、偶然、本屋さんで見かけたので、
今なら読める!と思って買ってみたんですけれど、
本当は、新幹線の移動の時に読もうと思ってたんですが、
読み始めたら止まらなくなってしまい、
出発前に一気に読み進めてしまいました。


脳卒中。

正常な空間と、魔法の空間の間のような奇妙な世界。。。


倒れた時、まだ手足は動かせても、
誰かに連絡をしなければと思っても、
連絡をするということは一体どういうことなのかがわからなかった、
といいます。

いろいろなことが思い出せない。

思い出そうとすると、
脳がキャパオーバーになっていく感覚と。

頭は痛いし。

やっとの思いで、電話をかける動作が出来ても、
今度は電話番号がわからない。

電話番号を調べるために番号を見ても、
その番号を見ても、それが番号だと認識できない。
左脳が奪われていたので、理解する能力が脳の中から消えていたという。


このような経緯を読んでいるうちに・・・


同じように、以前、お世話になった方が脳のトラブルで倒れた時も、
こんな状態だったのだろうか?と思ってしまいました。


著者は、左脳の店じまいという表現を使っていました。

左脳が働かないので、
右脳の性格が、新しく目覚め始めたとも書かれてありました。


闘病は、実際にはものすごく大変だったことと思います。


言葉を失い、自分が今まで何をしていたのかという記憶の喪失、
歩くことも話すことも出来ない状態になっても、
左脳がそのことを気付くのを邪魔しないかわりに、
右脳のほうでは、自分がかつての自分より劣っているなどとは
考えていなかったといいます。

障害をかかえても、意識は失っていなかった。


読み進めていくにしたがって、
わたしは脳の不思議を感じずにいられませんでした。

脳が他の機能を目覚めさせてバランスを保とうとする。

以前のように元に戻すのではなく、
新しくプログラムを作り直してゆく・・


脳のバランスでわたしも思い出したことがあります。

速読モードで本を読む時は、わたしはいったんバサバサっと読みます。
楽読でレッスンを受けてきた影響です。


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文字が見えないスピードでページをめくり続けていきます。
一冊めくりおわるまでに、文庫本だったらほんの2~3秒のスピードです。
これを何度も繰り返していきます。

見えないスピードでページをめくっているので、
左脳は一休みさせている状態です。

引き続き、バサバサーーーを続けていると。

そのうち、不思議なんですが
だんだん文字が浮き上がってくる。見えてくるんです。

でもその文字を読んでしまうと、
休ませていた左脳がまた起きてしまうので、
また見えなくなるようにスピードをあげて、めくり続けていきます。

バサバサーーーっとね。

そのうち、また文字が浮き上がってきて、
見えるようになってしまうんです。

文字が見えるだけなので、理解までは深まっていません。

その状態を少し保ってから、
いざ、普通のスピードで本をめくり、
左脳を使って読書をしていくと・・・

ゆっくり読んでいるはずなのに、驚きのスピードが。

これが右脳にさんざん刺激を与えたあとに、
左脳を使ってるということなのでしょうか。

実は、このように読書をするようになってから、
本を読んで眠くなることはなくなり、
書いてあることはなんだっけ?と、
今読んだばかりのことを読み返すこともなくなり、
読書スピードが格段に上がっただけじゃなく、頭が疲れなくなったんです。


教室では、バサバサ中には、「速聴」も同時並行でしたから
ものすごく右脳への刺激が強かった。

でも左脳も大事です。
右脳へ刺激を与えられながら、
言語(左脳)を使って会話をしなければいけなかったので、
考える余地なし、本音の会話しか出てこなくなる。
とっさに自分から出てくるキーワードに、何度も驚かされました。

右脳から出てくる言葉に、左脳のほうではビックリというか。
どちらもわたしなのに。

そのキーワードに、何度自分が助けられたかわかりません。
そこには、日常で考えてても解決しない困ったことの解決策ヒントが
山盛りテンコモリあったからです。

まさに、直感&本能に一番近い位置から飛び出してくるキーワード達!


あー。懐かしいな。また楽読レッスン行きたいな。



話、戻ります。

この著者も、、、とても大変なことが起きている中、
宇宙との一体感に触れている感覚が何度もあって、、、

右脳マインドと、左脳マインドについても触れられていました。


時系列な会話が不可能で、
情報の断片をつなげることが出来ない方と会話するのは、
健康な人にとってはとても忍耐のいることですが、

会話がスムーズじゃなくても、脳は生きているということを
はっきりと示してくれてる内容でした。

同じことが起きている人と関わる時、
わたしたちがどのように接していったら良いのか、
とてもわかりやすく教えてくれている本でした。


そして反省もしました。

脳みそが体を無視して、食べたら止まらないなど暴走している時など、
「脳みそ、アホじゃない?」って思う時が時々あったわたしですが、
この言葉も、本当に大反省です。

アホな脳みそになった時は、
もっと好奇心と優しさを持って自分を観察していこうと思いました。


脳卒中という悲劇に見舞われながらも、
不思議な幸福感に満たされていった著者の悟りともいえる気付きの記録。

この本に出会えて良かったです。

これからも何度か読み返していきたい本です。