セラピールームすずきBlog

小さなサロンオーナー鈴木ゆみこの日記。心身の調和は人生を豊かにする。

言葉よりも行動で。

施術ルームに通ってくださるお客様は、
わたしと同年代または少し上の方が多いです。

40代も半ばになると、それなりにね、
人生の中で味わった様々なものを背負っていますし、
昨年から今年にかけては、離婚や再婚もとても多かった。

これは、離婚経験者しかわからないことかもしれないけれど、
離婚した人にとって、一番言われたくない言葉があるんですよね。

それは、

「どうして離婚したの?」

「あんなにいい人だったのに、なぜ別れちゃったの?」

もちろん、心配して言ってくださるのでしょうし、
その気持ちに対しては素直にありがたいことです。

ただ、中には、心配という名目で、
無神経に心の中に土足されてしまったり、
嵐を吹き返されるような勢いな時もあります。

そのような問いかけには、
どんな言葉で対応しても、
「それで、それで?」と、延々と話が終わらないわけです。

言われる側にとっては、
再スタートのために集中しなければいけない時に、
何年も考えて、命がけで決断したことのすべての経緯を、
また一から説明し直さなくてはいけないという、大変な心的負担です。


正直、勘弁して!って思いますよね。


わたしも離婚経験者だからといって、
離婚をあえてオススメするわけではありませんが、
このようなやりとりに出くわしたら、やはり離婚された当事者さんに
大きく味方をしたくなってしまいます。

自分の本当の気持ちに素直になって、
その気持ちを受け入れるというのは、相当な覚悟がいります。

離婚によって得る自由もあるかもしれませんが、
その自由に伴う責任の大きさだけではなく、

自分が味わう感情にもしっかり責任を持つことだって、
今まで以上になります。


「いい人」に関する悩みは、本当にヤッカイだと思いますよ。

相手がいい人だからこそ、こちらの傷も永遠にふさがらない。

相手がいい人だからこそ、関係を断つことも出来ず、
いい人だからこそ、こちらが長年味わっていた痛みも周囲は理解しません。

では、別れずに続けていくのなら、
永遠にふさがらない傷を背負いこむしかない。



いろいろな人達は、いろいろなことを言います。

ひとつひとつ気にしていたら、体がもちません。

突然離婚したのではなく、おそらく何年も前から考えていたことを、
よく考えたからこそやっと出せた結論に対して、
多くの言葉は必要ないとわたしは思っています。


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先日、トレッキングから戻ったお客様からLINEを受け取りました。

「ゆみこ先生が、悩んだらつべこべ言わずに山に行けって言ってた意味が、
わたしなりに腑に落ちました。
余計なものがみんな落ちていったような気がします。」

と、書かれてあるのを読んで、、、

嬉しくて、涙が出そうになりました。


わたしも、登山スイッチがオンになってしまったキッカケも、
最初はとってもネガティブからのスタートでした。

それが、樹海のエネルギーに触れた時、
また頑張ろうって思えたから不思議だったんです。

そこには一切の言葉はありません。

筋力をとにかく使わないと歩けない場所では、
ごちゃごちゃ悩んでいたら歩けなかったわけです。

悩み事を消そうとする暇もなく、
それどころじゃない状況で、ひたすら筋力を使うしかない状況の中では、
「いったん問題を横に置いておく」ことが、やりやすくなります。

だから、どんなにゴチャゴチャなことが起きても、
自由に動かせる体を持っているだけで、本当にありがたいこと。

まだまだ大丈夫。

そう思えた時、自分のテンションが静かに安定し、
優しい気持ちを取り戻せたことを、今でも鮮明に覚えています。


あの時、自分の心が再生に向かった時の感触を、
施術にも生かしていこう、

そうして、どんどん、施術ルームで行われる施術も、
シンプル化してゆきました。


多くの言葉は要らない。

言葉よりも行動で。

そんなことを感じる今日この頃です。


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