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セラピールームすずきBlog

小さなサロンオーナー鈴木ゆみこの日記。心身の調和は人生を豊かにする。

痛みも自分の一部。ほぐれていくごとに大切なことに気付いてゆきます。

昨年から、友人に少しずつボディの施術を教えています。

 

お互い、多忙の身ということで、

レッスン時間は、本当に少しずつ少しずつの継続で。

 

まとまった時間を作れなくても、

ふと振り返ってみると、師匠がわたしに教えてくれた時のように、

わたしも友人に教えていることに気付きました。

 

単なる技術の伝授や、手本の繰り返しではなく。

その技術を使う時のエネルギーの部分から教えています。

 

技術自体は難しくないのです。

 

友人も、体に意識を向けていくことにおいては達人でもあるため、

話が早くて、とてもスムーズに進んでゆく。

 

その日は、ちょうどわたしが体調を回復させてる真っ最中だったこともあり、

自分の体がちょうどいい教材になっていました。

 

「こんな時は、ここをこうしてもらえたらすごくラクになるんだけどな・・」

 

そんな気持ちで、その日もその場で友人へのレッスンをスタート(笑)

 

レッスンといっても・・・

技術は自由でいいので。あとは任せたぞ♪・・・と。

 

わたしはさっさとうつ伏せになり、自分の体に意識を向けてゆきました。

 

久しぶりに、うつ伏せになって思ったんですが、

うつ伏せになると、周囲が見えなくなるじゃないですか。

その分、頭にも背中にも目がついてるんじゃないか?っていうくらい、

背面がものすご~~~~く敏感になってるんですよね。

 

友人が、どんな気持ちで、わたしへの施術をスタートしようとしているのかが、

自分の体を通して、始まる前から、びゅんびゅんと伝わってくるのです。

不思議な安心感も伴って。。。

 

 

通常、足モミ講座の生徒さんには、

お客様と呼吸を合わせていくことの大切さを教えていますが、

後半では、気配を出来るだけ消していくことの大切さを伝えています。

 

「さぁー♪ 今からほぐしますよぉ~~~~♪」ってノリであっても、

出来るだけ気配を消していくのです。

 

気配を消すということは、その場空間と一体となってる状態です。

上もない、下もない、横もない。

 

たとえどんなに優れた施術法を使えるようになったとしても、

その技術を一方的にアピールしてはならぬということです。

 

施術を受けてくださる方の治癒力を上げていくためには、

これはとても大切なことなんです。

 

友人は、そのあたりのこともちゃんとわかってる方なので、

わたしもすっかり安心しきっていました。

 

そんなわけで。。

 

友人から受けたボディの施術では、

とても深く、とても心地良く、、、

信頼と友情に包まれた、安心な世界を味わいました。

 

いつもお客様には、おかげさまで施術三昧の毎日ですが、

自分の体には、こういう時間、本当に久しぶり~~~。

 

痛みの解放には、いくつかの段階を辿ります。

 

痛いところがわからない段階。

(曖昧で鈍感な状態です。)

 

痛いところが表面化してくる段階。

(ツボを押されてギャオー!痛いけど、生きてる証拠。)

 

それが融けていく流れていく段階。

(痛いけど眠れてしまいます。痛みの奥にある心地良さを味わう段階。)

 

そして、神経の奥まで癒されていく段階。

(体は眠っているのに意識は鮮明になり、閃きが訪れる段階です。

ここまで来ると、現実を大きく変えるほどのサポートを受け取れる体に。)

 

 

どの段階で、どれだけ時間がかかってしまうかは、個人差があります。

 

 

施術を受けている間、わたしはずっと体に意識を向け続けていました。

途中、暗闇の中にポツンと浮かぶ太陽のフレアを見ました。

 

真っ暗闇の中で、ポツンと。

 

真っ暗闇の中で、たったひとりで静かに燃え続けているフレアは、

青い光をわたしの顔に送り続けてくれていました。

 

わたしは、ずっとフレアを見続けていました。

 

フレアは、大きくなったり小さくなったり、

まるで呼吸をしているかのように・・・

 

そのうち、わたしも、フレアが大きくなったり小さくなったりに合わせて、

自分の呼吸を、吸ったり吐いたりを行うようにしてみました。

 

すると、わたしを施術している友人の手の動きも、

その呼吸のリズムとぴったりとシンクロしていきました。

 

筋肉がほぐれていくごとに、

「あぁ、ここに手を置いてほしいのだけど~」とわたしが思うと、

友人の手もそこに自然と置かれてゆきます。

 

施術中、友人とは言葉を一切交わしていません。

 

完全な一体感の中で、わたしは施術を受けていたのでした。

 

時間にして40分くらいだったと思います。

その後、少し静かになりたいと思ったので、眠る時間を取らせてもらいました。

 

眠っていながらも、意識は鮮明でした。

まだまだ施術が続いているかのような感覚の中で、体だけは眠っていました。

 

筋肉には、様々な記憶が保管されてると言われていますが、

本当にその通りだなぁと・・改めて身をもって実感しました。

 

まだわたしの中で、解決しきれてないものの欠片がね、

筋肉がほぐれてくると同時に、顔を出してきたんですね。

その欠片に寄り添う時間が欲しくて、眠る(静かな)時間が必要だったのです。

 

この欠片は、長丁場になりそうな気配。

まずは、欠片に「こんにちは」と、心の中で、ご挨拶。

またちゃんと、この欠片と向き合う約束を心の中で交わし、

そして、スッキリと起き上がることが出来ました。

 

この欠片は、これから先のわたしの大きな味方となるエネルギー。

でも、今のままでは使えないのです。

きちんとした形で生かしていけるよう、もっと向き合う必要のあるエネルギー。

少しの時間とはいえ、とても大切なものを見つけることが出来ました。

 

もし、友人が、

一方的に自分の存在や技術をアピールしてきて、

一方的にわたしの体をほぐすことに集中するだけの施術をしていたら、

この欠片にわたしが気付くことはなかったと思います。

 

施術中の「一体感」は、本当に大切。

痛いところをほぐすという形で、助けて頂きながらも、

手出しされたら困る範囲には一切手を出さないという、

この距離感と、対等な関係は、本当に大切なんです。

 

自分にとって必要なことが何なのか、大切なことが何なのか、

誰かに教えてもらうのではなく、自分から(思い出す)気付いていく時間は

とても大きなパワーになります。

 

もし、わたしが、

これを飲んだらあとは大丈夫!なような元気な人だったら、

痛みと向き合う大切さを理解できずに終わっていたかもしれません。

 

また、痛くなるたびに、また消すだけの繰り返しだったら、

なぜこのような痛みを味わう必要があるのか?なんて、

考えたりもしなかったと思います。

 

痛みはヤッカイですが、痛みも自分の一部に変わりありません。

 

痛みの解放のプロセスを振り返ってみると、

痛みが取れない間も、体は一歩一歩と解決に向かっている事実があります。

 

この一歩一歩を信頼し、楽しんでいけるように。

心身ともにリセットされた良い時間となりました。

ありがとうございました。

 

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