セラピールームすずきBlog

小さなサロンオーナー鈴木ゆみこの日記。心身の調和は人生を豊かにする。

お客様と、この5年を振り返り。

先日、お客様がこの5年間を振り返ってくださいました。

 

月に一度ずつのペースで、

施術に通ってくださるようになって5年過ぎて。

 

わたしより少しばかり年上の方ですが、ずっと独身、

諸事情があり一般社会で働くことは出来ず、

習い事に通ったり、通院されたりしながら、

お母様のお世話をしながら過ごす日々。

 

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詳しいことは省きますが、

病院の診断は「異常なし」なのですが、

症状は色々とあったため、通院や投薬は必要な方でした。

 

初めてお会いした時は、もう本当に体が冷たくて冷たくて・・・

触れていると、わたしの手まで冷えてきてしまうため、

こちらまで気持ち悪くなってしまったものでした。

 

通常、ここで行う施術は、

約2時間くらい使って、ゆっくりと全身をほぐしてゆきます。

 

でも、このお客様の場合は、

どれだけ時間かけて施術しても、足がまったく温まらず、

2時間くらいかかって、やっと温まってきました~という感じだったので、

全身なんかやる暇はなく、

手足などの末端の施術が多かったんです、1~2年の間は。

 

それがね。

 

3年目くらいからかな?

足の施術中に、つぶやいてきたことがあったんです。

「足を触られてると背中がほぐれるのがわかります~!」

と言ってくださるようになりました。

 

今までは、

足は足、

手は手、

頭は頭、

という感じだったのに、

 

施術を続けてくださってるうちに、

手足の反射区と、内臓全体が、繋がるようになってきたんですね。

 

それまで、何も感じない状態だったのに、

体がほぐれてくると、体温が上がってくることがわかるようになり、

体がほぐれてくると、呼吸が深くなることも感じてくださるようになり。

 

わたしにとっては、施術を受けるとそうなることが普通でも、

このお客様にとっては、その状態は、

新たな体を手にいれたかのような大きな変化だったんです。

 

体内で滞っている老廃物を出すためには、

内臓も元気なほうがいいし、

筋肉にもじゅうぶんな熱量が必要です。

弱ってる時は、無理なデトックスは避けた方がいいし、

施術に耐えられる体力がなければ、わたしも施術をお断りしなきゃいけない。

 

足が温まるようになってようやく全身の繋がりが出てきたので、

3年目にして、さぁデトックスの始まり始まり~だったわけです。

 

痛みを感じない体だったのに、痛みがわかるようにもなりました。

老廃物がどのように表面化してきて、どのように移動していくのか、

体と向き合いながら、施術のプロセスを楽しむようにもなってきました。

 

ここから先は、ぐんぐんと体調が上がってきて、

早起きして散歩も出来るようになり、

今までやりたくても出来なかったことをする!と言って、

そのうちのひとつ、

松田聖子さんのコンサートにも出かけるようになりました。

コンサート会場で入手したお土産を頂いた時は、

わたしもジーンときたものです。

 

とにかく、一番感動だったのは、

体調不良で、全身が鈍くて、スムーズに機能していなくて、

生理も何年も来なくなってて(それが更年期だと思っていて)

施術を受けてもなんだかよくわからないという状態だったのに、

そんな中でも、諦めずに通い続けてくれたことが一番の感動でした。

 

異常なときは、痛みがあればわかりやすいですが、

痛みを感じない異常に関しては、理解されにくいことでもあるからです。

 

「施術のあとは体が動きやすくなっているのは感じていたから、

続けていくうちに何か変わってくるかなって思ってたんです。」

 

振り返りながら、そう語ってくださったお客様は、

5年前とは全然違う雰囲気。

 

今では終わっていたと思っていた生理も順調に来ていますし、

ファッションも明るい色合いの服を着るようになり。

元気になって、食欲も出て、

間食がやめられないという贅沢な悩みまで持つようになりました。

 

眠れなかったのに眠れるようにもなったから、

無駄に体力を消耗しなくなったんですね。

 

現在は、2ヶ月に一度ずつのペースでお越し頂いてますが、

腰痛も出なくなり、

お会いするたびに、体がほぐれていますので、

変われば変わるんだなぁ、、、と。

 

わたしに出来ることは、体をほぐすことくらいです。

それしか出来ないけれど、

それを徹底して関わってきたことは間違いじゃなかったんだなって、

とても嬉しくなった振り返り時間でした。

 

当時、足モミだけで2時間もかけて、

足が温まるまではとにかく中途半端にやめちゃいけないって、

ひたすらとにかく足モミ足モミ足モミって、

延々と続けていたなぁ・・・懐かしいです。

 

全身に何時間もかけることはオススメしませんが、

足モミだけはね、毎日続けてもいいくらい。

 

「続けても温まらないんです」

「じゃあ、もっと続けていってね」

 

こんな会話を繰り返したこともありましたっけ・・・

 

今では足がポカポカなので、

考えられないです。

 

とにかく今こんなに元気になってくださって、

本当にありがとうございました!

 

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さて。

 

今のわたしだったらどうでしょう、

同じようなことに遭遇した場合、

以前のように延々と足モミを続けながら関わることは出来るでしょうか。

 

答えはノーかな。

それともイエスかな。

 

それとも、

今だったら、ホームケアの提案で対応していくかな。

 

どっちがその方のためになるかなって考えるかな。

 

体の改善はゴールじゃないです。

健康になったら何を得たいの?って問いかけるかな。

 

お客様への問いかけは、わたしへの問いかけでもあります。

 

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