セラピールームすずきBlog

小さなサロンオーナー鈴木ゆみこの日記。心身の調和は人生を豊かにする。

傷は癒すのではなく、自然と癒えてゆくもの。

お客様との会話中に、ふと。

 

「傷は癒すものではなく、自然と癒えてゆくものだよね。」と。

 

無理に押し込めても、

おさまらないものは、おさまらないものね。

 

時間が解決してくれるよっていう言葉もあるけれど。

 

それよりも何よりも、

同じ経験を持つ人、同じ痛みを持つ人と語り合う。

これが一番なんじゃないかって。

 

たとえ自分の気持ちをうまく語れなくても、

冷静な状態で語れなくてもいい、

誰かの体験を聞いて、そこに共感しているうちに、

自分にとって素晴らしい癒しになることもあると思う。

 

それを繰り返していくうちに、

自分の傷と向き合える状態がちゃんと訪れてくると思う。

 

世の中には、

いろんなセラピーや、心理学メソッドなどが沢山ありますが、

それらを必要としている人は少なくならないし、

それらを扱う人も増え続けていますが、、

 

どんなに素晴らしいメソッドも、

使うタイミングを間違えてしまえば、有害にしかならない。

 

先日、むかしお世話になった方が54才の若さで亡くなってしまい。

残されたご遺族が悲しんでいるところに、

「家族を亡くした方のための悲しみを解放するセラピーがあるのよ!

是非受けるといいわよ!」と提案している人がいました。

ご遺族の方はスルーしていました。

 

なんだかなぁ、

こういう人からそんなセラピーは受けたくないなぁと思ってしまいました。

 

悲しみひとつとっても、

その層は、ひとつではないと思うんです。

 

あんな悲しみ、

こんな悲しみ、

いろんな想いがあると思うから。

思い出も多ければ多いほど、

急ぎたくないことだってあるものですよ。

 

若い頃のわたしは、

誰かが亡くなっても、どこか客観的で冷静でしたが、

今は違います。

 

残された者として、

やはり気持ちを引きずってしまうことのほうが多いです。

そして、それでいいと思っています。

自然と癒えてゆくまで、自分の中から出てくるいろんな気持ちを、

ひとつひとつ受け止めていかないと、、

それが次に進むための大切なプロセスというか、

卒業式のような感覚に似ています。

 

同じ痛みを持つ人と語り合える時間は、とても大きいと思ってます。

 

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