セラピールームすずきBlog

小さなサロンオーナー鈴木ゆみこの日記。心身の調和は人生を豊かにする。

歩き慣れた山が一番怖い。

お気に入りのトレーニング場。

 

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ときどき、本宮山を歩いておくことは、

すごーく良い訓練になります。

 

自主トレ兼ねて、久しぶりに行ってきた時のこと。

いつものように木々に囲まれて、

いくつも鳥居をくぐって、山頂に向かいました。

 

山頂に着いたら、少しだけ休憩して、

来た道をそのまま戻るピストンを予定していました。

 

本宮山って、地味に色々とルートがあるんですが、

ひとりで歩く時は、本道以外に足を踏み入れないことがマイルール。

 

その時も、いつも通りに。

でもやはり、いつも通りじゃなかったんですね、わたし自身が。

 

山を歩く時は、自分と山に集中しないと。

 

別件で、心配なことがあり、

考え事をしてたせいもあると思います。

 

登山出来る体力はあっても、

思考は、登山脳になっていなかったのだと思います。

 

例えば、ひとりで歩く時は、

わたしは時々後ろを振り返るようにしています。

これはトレーナーに教わった基本中の基本で、

登りと下りでは、景色が変わるから、

帰り道には、どんなふうな景色が全体に広がるのかを、

時々確認しながら前に進むのです。

 

何十回と歩いてる本宮山でも、

ちゃんとこのルールを守っていました。

 

それ、今回まったくしてなかったんですよ。

ということに、あとから気付いたんですけれど、

気付いた時には手遅れでした。

 

山頂で軽く食事をしたあと、

下山の途中で、いつもと違う感じに包まれたんです。

まず、太陽の位置がいつもと違うなぁ・・・って。

でも時間が遅くなっちゃったせいかな?と、

最初は思ったんですね。

 

この時点で、そう思ってしまった自分の思考が

どんだけズレてるかってことです。

 

そのまま下山していき、

やはり、いつもと違う感じに包まれたんです。

 

こういう木が、こんなところにあったかなぁ・・・????

 

わたしは、何度も歩く登山道では、

いくつかのお気に入りの木があって、

ご挨拶をして歩く癖があるんですが、

どうも木の様子が違うのです。

 

でも、本宮山を歩いたのはとても久しぶりのことだったし、

季節も変わっていると、木々の様子も変わりますから、

そのせいかなぁ???などなど、

 

これまた、自分でわざわざ納得させてしまった思考が

どんだけズレてるかってことです。

 

怪しげな雰囲気を感じながら、

標高400くらいまで下山をした時、確信しました。

 

わたしは道を間違えて降りてきてしまったということを。

 

どうして、ここに来るまで気付かなかったのでしょう。

時折、おかしいって感じていたのに、

心配事の自問自答のほうが大きく占めていたため、

集中して、積極的に、道を間違えていたわけです。

 

何度も鳥居をくぐって登ってきたはずなのに、

下山中、ただの一度も鳥居などなかった。

なぜ気付かない。

 

間違えた時は、安易にそのまま進まず、

どんなに大変でも、来た道を戻る。

だから、もう一度、登り直そうって思ったんです。

 

時計を見て、もう一度登って、もう一度下山をしたら、

最終バスはもうなくなっちゃうから、電車の駅まで歩くかぁ・・

 

計画練り直して、いざ再出発しようとして、

来た道を振り返って、ゾッとしました。

 

見たこともない景色が広がっていたからです。

 

そういえば、本宮山って、地味に道迷いが多くて、

時々ヘリコプタが飛んでいるんだよなぁ。。。と、思い出し、

まさか自分がそんな目に遭うの絶対嫌だし、カッコ悪すぎるし!

 

山岳保険も年間通して加入していますが、

今回の道迷いは、自分がボーっとしていたことが招いたことです、

ダサすぎる!

 

再び登ってる途中で、気がつきました。

いつものペースよりも遥かに早いペースで登り直してしまう。

そんなペースで登ったら、途中でバテたら大変なことになるのに、

足が止まらない。

 

でも途中で止まることになりました。

見たことのない分岐にぶち当たり、

この分岐、、、自分がどっちから降りてきたのか。

 

とにかく、なんとしてでも、もう一度頂上まで行って、

本道に戻って、無事に下山しなければ。

暗くなったら動けなくなってしまいます。

ヘッドランプなど、一通りの装備は持っていたのですが、

町の中と違って、山の夜は、

目の前で合掌しても自分の両手は見えない暗さになる。

とにかく明るいうちに山から脱出しなければ。

 

で、、、、分岐の前で途方に暮れていた時に、

上から声がしてきたんです!

 

声のする方向に歩みを進めました!

 

すると、向こう側から声かけてくださった方がいました。

 

「あなた、ここ一人で登ってきたの?!」

 

「いえ、下山の途中で道を間違えたことに気付いて、

登り直しているんです。」

 

「ここは誰も通らないですよ。

わたしたちと一緒に歩きましょう。ひとりは危ないですよ。

少し遠周りになるけれど、登山口まで案内出来ますから。」

 

その方達は、地元の山岳会の方達で、

本宮山のすべてを知り尽くしているプロの方達だったんです。

写真を撮りたい場所もあったそうで、

今回はそこを通っていたそうです。

なんていう偶然!!!!!とてもありがたかったです!!

 

その中の一人が、わたしのことを覚えていてくれてて

声をかけてくれたのでした。

いつも本道を歩いている人が、

なぜこんな場所に?って不審に思ったのだそうです。

 

見てくれてた人がいたんだということに、

ここでもありがたさでいっぱいになりました。

 

その方がおっしゃったように、

そのルートでは、他の誰とも会うことはありませんでした。

 

無事に登山口に戻ってくると、

駐車場までトレーナーが駆けつけてくれました。

 

・・・本当に、本当に、本当に、・・・

ご心配をおかけしまして、申し訳ございませんでしたm(__)m

 

自分のカッコ悪さにしばらく凹んでいまして、

何を言われても凹んでしまうのですが、

こういうカッコ悪い体験も、記録として残しておくことは大事だと思い、

千年ノートにも書いておきました。

 

慣れは恐ろしいです。

 

道を間違えるわけがない前提で歩いてる時点でアウトだし、

山に居る間は、ちゃんと集中していないと。

 

本宮山は、急登が多いから、

下山のときは、かなり集中力を使うはずなんですが、

わたし、筋肉だけは正しく動いていたかもしれませんが、

本当に気持ちがどこか行ってたんですね。反省しています。

 

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それにしても、本当にどこで間違って、

どうなってこうなってしまったのでしょう。

 

無事に下山できて、

無事に日常に戻れているので、

感謝でいっぱいです。

 

本当にありがとうございましたm(__)m